暗号資産の積立投資のメリットとは?投資のポイントや始め方を徹底解説

「暗号資産の積立投資ってどんな手法?」
「積立投資の始め方を知りたい!」

暗号資産は取引所によって積立投資をできるところがあります。

しかし、積立投資ってそもそもどんな投資なのか積立投資の始め方を知らないなどの人も多いのではないでしょうか。

本記事では、暗号資産の積立投資がリスクを抑えながら投資できるなどといったメリットや、Coincheckを例に挙げ、始め方などを細かく解説しています。

少しでも暗号資産に興味がある人は、本記事を読むことで、暗号資産がおすすめな理由を理解できますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

暗号資産の積立投資とは?

積立投資とは、毎月決められて額を希望する金額まで積み立て続ける投資方法です。

積立対象は株式や投資信託などさまざまで、その中で今回は暗号資産をの積み立てについて解説していきます。

積立投資は、一般的な価格変動のタイミングを見て金額を投資するものとは違い、価格変動のタイミングに関係なく、決められたタイミングで決められた金額を購入します。

このことを「ドル・コスト平均法」と言い、大きな利益を出すことに向いた手法ではありませんが、利益が出るまでじっくり投資を続けられるのが強みです。

そのため、時間をかけてじっくりと利益を積み重ねたい人に向いた手法と言えるでしょう。

暗号資産で積立投資をするメリット3つ

暗号資産での積立投資について理解できたところで、実際にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

1. 少ない額から始められる

暗号資産での積立投資は、少額から始められます。

最低購入額は取引所によって異なるものの、500円程度から購入することが可能です。

そのため、1万円などまとまった資金がない人でも、安心して投資を始められます。

例えば、以下のようなところだと、最低購入額も低く、積立投資を始めやすいでしょう。

積立投資ができる取引所最低購入額
bitFlyer1円
SBI VCトレード500円
GMOコイン500円

2. 時間を分散させてリスクを減らせる

積立投資は、一回で大きな額を投資せずに何回かのタイミングに分けて投資をするため、価格の下落に対応しやすいです。

例えば、100万円を一度のタイミングで投資してしまうと、万が一翌日に価格が下落してしまうと、損失が大きくなってしまいます。

積立投資は、毎月決められた額を一定期間積み立てる手法なので、大きな額を投資して損失することはありません。

価格が上がっているときには少なめに、下がっているときには多めに購入できるため、長いスパンで見ると購入単価も抑えられてリスクも最小限にできます。

3. 時間がない人でもできる

積立投資は、決められたタイミングで決められた額だけ投資する手法です。

そのため、自分で価格変動のタイミングを予想するわけではないので、投資に対して時間をかけずに済みます。

例えば購入するタイミングを予想して投資する手法の場合、価格変動のタイミングを予測したり、チャート分析の仕方を勉強するなど、投資に対する時間をある程度確保しなければいけません。

積立投資の場合、価格変動の予想やチャート分析などをする必要がないため、時間がない人でも投資ができます。

暗号資産で積立投資をするデメリット3つ

暗号資産での積立投資はいい面もありますが、始める前にいくつか注意点を把握しておく必要があります。

これから解説するデメリットを許容できそうにない場合は他の方法での投資を考えましょう。

1. 大きな利益は望めない

積立投資は、大きな利益を出しにくいです。

時間分散させることは、少額を分散させて投資するため、一括購入するときと比較すると、大きな利益は期待できません。

しかし、一括で購入するのは、値動きの予想などをしなければいけないため高度な技術を必要とします。

デメリットもありますが、大きな利益を出したいのであれば積立投資ではなく、価格変動のタイミングを予想しながら自分で投資する方がいいでしょう。

2. 元本割れするリスクがある

暗号資産は、株や投資信託などといった商品と比較すると値動きが激しいため、元本割れのリスクがあります。

銘柄によって価格変動は違いますので注意が必要です。

ただし、暗号資産の価格変動が激しいのは、積立投資に限った話ではありません。

他の手法を用いたとしても、暗号資産の取引をする限り、元本割れのリスクはついてまわります。

積立投資では時間を分散させて投資ができるので、結果的に平均取得単価を低くし、損失のリスクを減らせます。

それでも元本割れのリスクはありますが、少しでも損失のリスクを減らしたいのであれば、積立投資で投資をする方が望ましいでしょう。

3. 短期間で利益を出すのは厳しい

積立投資は、短期間で利益を出すのが難しい手法です。

なぜなら、積立投資は期間をかけて投資し続け、利益をコツコツ積み重ねていく手法だからです。

そのため、大きな利益を出したいのであれば、積立投資で暗号資産の投資をするべきではないでしょう。

利益を出したい気持ちが勝ってしまい、早い段階で暗号資産を売却してしまうと、元も子もありませんので気をつけましょう。

暗号資産で積立投資をする際のポイント3つ

ここまでのメリット・デメリットの解説で暗号資産の積立投資を始めようと思った人は、以下のポイントを守りつつ投資しましょう。

1. 余剰資金で投資を始める

暗号資産の積立は、余剰資金で始めましょう。

余剰資金とは

今ある資産の中で、食費や家賃などの必要なお金を差し引いた将来使う予定のない資金のことを指します。

例えば、生活費の一部を切り崩して投資するといった考えは、良い考えとは言えません。

積立投資に限った話ではありませんが、何かの資金を削って投資をしてしまうと、生活などに必要な資金が足りず、最悪の場合、借金してしまうなんてこともありえます。

投資を始めるときは、まず月の収入と支出がどの程度なのかを把握し、余った分で始めるようにしましょう。

2. 分散投資を心がける

暗号資産の積立投資をする際は、分散投資を心がけましょう。

分散投資とは

暗号資産の分散投資には、複数の暗号資産に投資することと、複数回に分けて投資をすることの2つの意味があります。

今回解説している分散投資は、複数の暗号資産に投資をするという意味で解説を進めていきます。

1つの暗号資産に頼ってしまうと、価格が大きく下がったときに、損失も大きくなってしまいます。

もちろん、積立投資中に価格が下がり損失を抱えることもあります。

もし、1つの暗号資産にしか投資をしておらず、その暗号資産が損失を出し続けてしまうと、「大丈夫かな」と不安に感じる人も中にはいるでしょう。

そのようなときに備え、いくつかの暗号資産に分散投資しておけば、損失のリスクを多少抑えられます。

ただし、複数に投資していたとしても、損失が出ないわけでないので注意が必要です。

3. 一時的な損失に一喜一憂しない

暗号資産で積立投資をするときは、一時的な損失に一喜一憂しないようにしましょう。

暗号資産の積立投資は、長い期間をかけて投資を続けるため、タイミングによっては損失を抱える場合もあります。

積立投資はトータルで利益が出れば問題ありません。

時間を分散させることで、損失が出るリスクは抑えられますので、一時的に損失が出ても、長い目で見ると、始めたときよりも価格が上がっていることもあります。

そのため、もし損失が出てしまったとしても、焦らないようにしましょう。

積立投資をする際の暗号資産の選び方3つ

投資するさのポイントまで把握したら、次は暗号資産の選び方です。

実際に選ぶときは、以下のポイントに気をつけつつ投資する暗号資産を決めましょう。

1. 値動きが小さい暗号資産を選ぶ

暗号資産を選ぶときは、価格変動が小さいものを選ぶようにしましょう。

価格変動が大きい暗号資産を選んでしまうと、利益が出たときと損失が出たときの差が激しくなります。

もし、価格変動が激しい暗号資産を保有すると、価格が下がったときに「また大きく下がるかも」と不安な気持ちになりやすいです。

メンタル的にも良くないですし、不安に耐えられず、売却してしまう危険もあります。

すぐに売却してしまうと、積立投資をする意味がないです。

以上のような理由から、価格変動が小さい暗号資産を選ぶといいでしょう。

2. 将来性のある暗号資産を選ぶ

暗号資産を選ぶときは、将来性が期待できるものを選びましょう。しかし、将来性が期待できるかを見極めるのはなかなか難しいです。

そのため選ぶときは、時価総額が大きかったり、できるだけたくさんの人が投資しているものを選ぶと良いでしょう。

時価総額が大きかったり多くの人が投資しているということは、裏を返せばそれだけ期待されていると言えます。

3. 時価総額が高めの暗号資産を選ぶ

暗号資産を選ぶときは、時価総額が大きいものを選ぶようにしましょう。

時価総額が高い暗号資産は、価格変動が小さい傾向にあります。

もし、時価総額の小さい暗号資産を選んでしまうと、価格変動が激しく、損失が大きくなるリスクがあります。

なるべくリスクを背負いたくないのであれば、時価総額の大きい暗号資産を検討してみると良いでしょう。

Coincheckを利用した積立投資のはじめ方

暗号資産で積立投資をする方法として、Coincheckを例に始め方を解説します。

取引所ごとに始め方は異なりますが、そこまで大きな差はないので、とりあえずは流れを把握しましょう。

STEP
アカウント作成と口座開設をする

まず、Coincheckアプリをダウンロードしましょう。

アプリのダウンロードが済んだら実際にアプリを開き、アカウント作成に移ります。

会員登録の画面に進んだらメールアドレスを登録し、アカウントを作成してください。

次に本人確認がありますので、画面の指示に従い作業を進めましょう。

また、本人確認では書類の提出と顔写真撮影があります。必要書類に関しては以下のものを用意してください。

必要書類
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード
  • 個人番号カード

全ての作業が完了すると審査に移り、無事審査が終われば口座開設は完了です。

STEP
引き落とし口座の設定をする

アプリを開き「アカウント」から「Coincheckつみたて」を選択してください。

金融機関の種類を選ぶと、金融機関名と口座情報を入力できますので、画面の指示通り進めましょう。

入力が完了したら、次は金融機関のサイトで口座振替の申し込みをします。

それぞれの金融機関ごとに指示が出ますので、従いながら進めましょう。

STEP
積立投資の設定をする

最後に積立投資の設定をします。Coincheckつみたての画面に進むと、右上に「積立金額の変更」がありますので、そちらをタップしてください。

タップすると、以下の内容を設定できます。

設定内容
  • つみたてプラン
  • つみたてする通過
  • 積立金額

以上で積立投資を始めるまでの準備は完了です。

暗号資産の積立に関するよくある質問

最後に、暗号資産の積立投資をする際によくある質問について5つ解説します。

1. 暗号資産の積立投資はどのような人に向いていますか?

向いている人としては主に以下のような特徴があります。

向いている人
  • 少額で投資をしたい人
  • 暗号資産投資の初心者
  • 長い期間かけてコツコツ投資をしたい人
  • 投資にかける時間があまりない人
  • リスクをできるだけ抑えて投資をしたい人

2. ビットコインで積立投資をしたいのですがどこがいいですか?

ビットコインで積立投資をするのであれば以下のような取引所を利用すると良いでしょう。

取引所
  • Coincheck
  • bitFlyer
  • SBI VCトレードなど

ビットコインを取り扱っていても積立投資ができない取引所もあるため、事前にHPなどで確認しておきましょう。

3. ビットコインで積立投資をするのは意味ないですか?

ビットコインでの積立投資は、実際にしている人も多く始める価値は十分あるでしょう。

もちろん損失が出る場合もありますが、価格変動の大きい暗号資産において、積立投資はリスクを減らしながら投資ができる有効な手段と言えます。

4. 暗号資産の積立中に税金は発生しますか?

結論、暗号資産を売却しない限り税金は発生しません。

しかし、売却して利益が発生してしまうと、税金を支払う必要があるので注意が必要です。

5. 暗号資産の積立投資はどのタイミングで売却すべきですか?

資産の売却タイミングは人それぞれです。そのため判断基準も人それぞれとなります。判断基準の例を挙げると以下のようなものがあるでしょう。

判断基準の例
  • ◯年積み立てたら売却する
  • ◯万円まで積み立てたら売却する

売却のタイミングを見逃さないように、あらかじめ決めておくと良いでしょう。

暗号資産でコツコツ投資をしたいのであれば積立投資がおすすめ

繰り返しになりますが、長い期間かけてコツコツ投資し、少しずつでも利益を出したいのであれば、積立投資がおすすめです。

暗号資産で初めて投資する人にとっても、始めやすい手法です。

積立投資が気になっている人や初めて暗号資産で投資をする人は、ぜひ本記事を参考に初めてみてください。

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